由緒と沿革

  沼袋氷川神社の御祭神は、八岐大蛇(やまたのおろち)退治の神話に出てくる主人公の 須佐之男命(すさのおのみこと) です。

  南北朝時代、人皇97代後村上天皇の正平年間(後光厳院の貞治年間)に、「武蔵国一の宮」である大宮(今の埼玉県さいたま市武蔵一宮 氷川神社より御分霊を戴いて、当地に奉祀したのに始まると伝えられています。

  文明9年(1477)4月太田道灌が、豊島一族と合戦した際、戦勝を祈願して社頭に杉一本を献植、後年道灌杉と呼ばれ天を圧し聳え立っておりましたが、昭和17年惜しくも枯れてしまいました。



・正保年間(1644~48)代官野村彦太夫社殿を修築
・文久4年(1864)石烏居建立
・明治13年社殿改築
・大正11年弊殿増築
・大正15年社務所新築
・昭和15年皇紀2600年記念として表参道に石大鳥居建立
・昭和30年神楽殿改築
・昭和37年手水舎新築
・昭和42年建国記念日制定記念として裏参道に石大鳥居を建立
・昭和43年明治百年記念事業として玉垣・社号標の設置
・昭和50年昭和天皇御即位50年記念事業として教務所を改築
・昭和57年境内末社、天王社を改築
・昭和63年昭和天皇御即位60年記念事業として、昭和社殿を御造営
・平成2年3月19日上記昭和社殿を御造営の僅か1年数ヵ月後、
  中核派と称する過激派集団により焼失
・平成3年8月平成社殿を御造営(現社殿)
・平成11年今上天皇御即位十周年記金事業として、表参道に灯寵一対建設
・平成24年東日本大震災(平成23年3月11日)により倒壊した大鳥居の再建
    と場内整備



  このように、当社の沿革を振り返ってみますと、時代時代の人達が如何に氏神さまを尊び、ひたすら真心をもって奉仕し、神社を中心に強い意識で結合し、氏神さまをこの上なく大切にしてきたかを窺い知ることができます。その祖先の残した遺産を「立派で美しい」姿として末永く後世に伝えたいものです。



氷川神社正面 氷川神社玉垣


☆ 御祭神「須佐之男命」そのご事蹟とご神徳

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